はじめての一人暮らし!賃貸マンションの契約にかかるお金のすべて
実家を出てはじめての一人暮らし!ってわくわくしますよね!
どんなオシャレなマンションに住もう、とか、張り切って自炊をやってみよう、とか考えるだけで楽しくなってしまうものです。
かくいうわたしもその一人でして、限られた予算の中、どれだけ高く生活水準を保ちながら、会社に近く、賃料も安いマンションを探しだすことに全力を尽くしたことを覚えています。
ただそれ以上に鮮明に覚えていることは、せっかく探し出したマンションの契約にかかった莫大な金額!
当時は賃貸のしくみも世の中のお金のしくみも全くしらないペーペーでしたので、月あたりの賃料を初月分払って終わりでしょ?なんて軽く考えておりました。
せっかくの人生の門出。
想像よりお金がかかった!お金が足りない!なんてことにならないように、ぜひマンションを賃貸する際にかかるお金について知っておいてください。
賃貸の契約に必要なお金の項目
家賃
家賃。街の不動産屋さんのガラスに貼られているチラシにデカデカと記載されているアレです。
月々大家さんや管理会社に支払うお金ですので、契約したタイミングでは当月分の家賃を日割りで払えばいいんでしょ!と考えてしまいがちですが、実はそれだけではなく、契約時の来月分の家賃も支払う必要があるのです。
家賃は毎月末(管理会社によりますが、多くは27日)に振り込むことを考えると忘れがちではあるのですが、契約時にしっかり払うことになりますので注意してください!
共益費
マンションの物件のチラシをよく見てみると・・・小さい字で書いてありますね。共益費。
辞書で調べてみると・・・
共同住宅などで、居住者がともに利益を受けている外灯・エレベーターなど共用部分の維持・管理のために支出する費用。
共益費(きょうえきひ)とは - 共益費の読み方・不動産用語 Weblio辞書
なんて書いてありますが、要は体のいい家賃です。
毎月の支払いは「家賃+共益費」で計算されますので要注意です。
当然契約時に払う日割りと来月分の「家賃」も共益費を足して考える必要があります。
相場はまちまちですが、0円〜数千円です。あたまの片隅にいれておきましょう。
敷金
敷金は退去時に必要な部屋の修復にかかる費用を一時金としてあらかじめ支払っておくものです。
原状回復にあまったお金は手元に返ってきますが、全額が返ってくることはほとんどありません。
厚生労働省発表の住宅市場動向調査によりますと、敷金の料金が家賃の1ヶ月分というケースは全体の52.8%、2ヶ月分というケースは全体の29.0%だったみたいです。
おおむね家賃の1ヶ月分を想定しておけば大丈夫でしょう。
参考
報道発表資料:「平成29年度 住宅市場動向調査報告書」の修正について - 国土交通省
また敷金が存在しない場合は、退去時にクリーニング費用を負担しなければいけない、人気がない物件で条件が悪い場合も多い、などのデメリットもありますので契約書を注意して読んでみたり、内覧のときは何か気になることはないか注視してみてくださいね。
礼金
礼金は大家さんに「お世話になります。」の挨拶の意味を込めて支払うお金です。
挨拶なので、支払う必要のない物件も多く存在します。
敷金がない場合のデメリットは前述したとおりですが、礼金がない分には存在しないだけお得ですね!
厚生労働省発表の住宅市場動向調査によると礼金はない場合も多いみたいですが、おおむね家賃の1ヶ月分が相場です。
参考
報道発表資料:「平成29年度 住宅市場動向調査報告書」の修正について - 国土交通省
保証会社
マンションを賃貸する際、以前であればほとんどの場合で連帯保証人が必要になっておりましたが、現在は9割ほどの物件で保証会社が肩代わりするかたちとなっております。
家賃をどうしても払うことができず滞納してしまった場合に一時的に肩代わりしてくれますが、契約時に家賃の50%〜100%ほどの料金がかかります。
(賃貸契約の更新や数年ごとに更新料が発生することにはご注意ください)
料金のレンジは広いですが、おおむね50%として考えてもよいでしょう。
火災保険料
なかなか頭から抜け落ちがちなことですが、火災保険にも入っておく必要があります。
こちらも保険会社やプランによって料金が異なってきますが、だいたい1万5000円〜3万円ほどです。
仲介手数料
不動産屋さんを介して賃貸契約を結んだ場合、不動産屋さんに仲介手数料を支払う必要があります。
これはどこの不動産会社でもたいてい家賃の1ヶ月分となります。
不動産屋さんの紹介はたいてい1日、長くても数日で終わることを考えると結構割の良い商売だな、とぼんやり思っています(笑)
鍵交換費用
鍵交換に関わる費用も入居時に負担しなければなりません。
鍵が古い状態のままだと、直前に入居していた人の合鍵で家に入ることができますからね(笑)
おおむね数万円がかかります。
賃貸の契約に必要なお金の合計
ながながと見てきましたが、マンションの賃貸の契約に必要なお金はざっとこんなにありました!
項目 | 費用 |
---|---|
家賃 | 日割り分+1ヶ月分 |
共益費 | 0円〜数千円 |
敷金 | 家賃の1ヶ月分 |
礼金 | 家賃の1ヶ月分 |
保証会社 | 家賃の0.5ヶ月分 |
火災保険 | 1.5万円〜3万円 |
仲介手数料 | 家賃の1ヶ月分 |
鍵交換 | 数万円 |
ざっと合計してみると、合計で家賃の5ヶ月分ほどかかることがわかります。
都心のワンルームのマンションは少なくとも6万円はしますから、契約するだけで30万円程度は覚悟しなければいけません。
以上、はじめての一人暮らし!賃貸マンションの契約にかかるお金のすべて、でした。いかがでしたでしょうか。
一人暮らしをする見込みがたったら、できるだけ早く貯蓄しているお金の金額を確認するようにしましょう!
また住むマンションの家賃によっても契約時の費用がおおきく変わることがわかったかと思います。
家賃にかけられるお金も正確に把握して、収支がマイナスにならないよう十分に注意したほうがいいと思います。
次の記事も参考になると思いますので、ぜひご覧ください。